〜第一章〜


朝6時半。

僕は甲府駅に降り立ちました。

手早く近くのファーストフード店で朝食をとり、諏訪行きの電車に飛び乗りました。

ちなみに、この時すぐ傍に、松永弾正様と采女佑様ご姉弟がいたみたいですが(同じバスだったし)、もちろんお互いに気付いてません。(汗


電車の中は朝の登校時間(土曜だけど)真っ只中っぽく、学生で一杯でした。

山間部を走る電車………。

甲斐の山の雄大さに惹かれたのか、ふと小淵沢で途中下車しました。

駅を降りた瞬間、涼しい風もとい、強い風が僕を襲いました。

(寒ッ!)

薄着だったのが災いして、震えてました。

と、そこにいい物が。

(家に帰ってから取った写真です(汗))

陶器製のお茶容器。

売店のおばちゃん曰く、小淵沢駅でしか売ってないレア物だとか(ホントかな?)

ついでに小腹がへっていたんで(前日朝食しか取ってないので(汗)

駅弁を買うことに。

鮑の炊き込みめしってのを購入。

一食に1000円はきついと思いつつも、これも旅の楽しみと割り切りました(蹴


一口。


うまい!!!


駅のベンチで駅弁を食べながら高原の風に吹かれ、昔ながらの陶器製の容器からお茶を注ぎ飲む……

この時、マジで幸せを感じました。

時間に縛られて生きてる現代、こんな風に時間を気にしない旅は本当に貴重なんだと、改めて感じました。


そして、上諏訪の駅に到着。

早速、観光………の前に。

実は、この駅のホームに足湯があると聞いていたので、早速入浴(違

気持ちいい!!!

しばしのんびりしてると、今回のプチオフ会(笑)の参加者である、武田太郎義信殿より電子書状が(オイ

むぅ………あと2時間、どうしよう。

実は、集合時間が1時。今は11時。

どうしようか悩んだ挙句、一番手っ取り早い選択肢を。そう……… 温泉だ!!!

早速、ネットで検索した公衆浴場を目指してテクテク。

もちろん、道に迷い、合わせて3キロは歩きました(蹴

途中、諏訪湖畔に辿り着き、こないだのオフ会で行った長浜(つか琵琶湖)を不意に思い出しました。


それから間もなく、目的地に辿り着き、温泉に。

(ふぃ〜〜〜〜気持ちいい〜〜〜〜〜)

疲れた体に、諏訪の湯は優しく染み込んでいきました。


そして、親の機嫌取りに地酒を買って送ってたりするうちに、待ち合わせ時間が。

目印の扇子をかざして上諏訪の駅前で待機。

やや紆余曲折があった後、無事に、義信殿及び、島津家久殿と合流。

第一印象は、義信殿が元気一杯、家久殿が知的に見えました。(ちなみに俺は、『小姓』でした(いい人だったからBy武田太郎義信)


まずは腹ごしらえってことで、近くの百貨店(?)の食堂でご飯を。

………何故こんなに高いんだよ(怒


まずは、高島藩(諏訪家)の本拠地であった高島城へと。

高島城内に入ると、すでに関西では散っていた桜が、ちょうど見頃を迎え、城内では花見客が大勢集まり、宴に興じていました。

出店で買って、桜吹雪の中食べた焼き鳥(しかも、あまり屋台では見かけない軟骨)の味はおいしかったです。


さて、ここで、次に行く場所が特に無くなり、どうしようか悩みました。


そこで、諏訪大社に行くことに。

義信殿・家久殿はチャリで。僕は歩きで。


高島城から諏訪大社上社まで約6キロ。

重い荷物を担いでの歩きは、正直きつかったです(汗

でも、途中から、石和本戦のウォーミングアップと割り切って歩きました。(そうでもないとやってられないし(黙れ)


そして、約1時間後に諏訪大社上社に到着しました。

ちょうど、大勢人が集まって、柱に群がってました。

そこでは御柱休めというものが行われていました。

義信殿曰く、御柱休めとは前回の御柱を近くの神社へ納める行事だそうで。

そして諏訪大社にお参りしました。


願い事はもちろん、

「就職できますように」(そっちかよ!)


そうこうしているうちに、時間が迫ってきました。

実は、松永弾正隊が宿泊予定のホテルに6時くらいに到着予定と、掲示板に書込みしていたのを思い出したのです


そこで慌てて諏訪大社を出立。

義信殿・家久殿に諏訪インターの辺りまで送ってもらい、お二方とはここでお別れ。

お二方、本当にお世話になりました。m(__(m

そのあと、一人で茅野駅へテクテク。

途中で、諏訪家居城であった上原城跡を橋の上から発見。

と、ここで再び奇跡が。

振り返るとタクシーが一台。

諏訪大社には一台も居なかったうえに、ここまで出会うことは無かったタクシー。

もちろん、渡りに船とばかりに乗り込み、茅野駅へ。


茅野駅で電車を待つ間に、弾正殿に遅れる旨のメールを。

そう、この時点で実は2〜30分の遅れは確実だったのです(汗

数分後に返信が。

………マジですか?

なんと、弾正殿以下、甲斐見物をしていた方々も遅れそうだとか。


その後、特急「あずさ」に乗り込み、甲府へ。

そして、所持金の不足に気付き、慌ててお金を下ろし、再び電車に乗って、石和温泉駅に。


ですが、石和温泉についてから、また道に迷い、軽く3キロは歩きました。

義信殿には11キロって言ってましたが、多分、15キロは軽く歩いてたかと思います(汗

それでも何とかホテルに辿り着きましたが、ここでまた冷や汗が。

そう、ここがホントに今日自分が泊まる予定のホテルなのか不安になったんです(黙れ

数分ぐらい途方にくれた後、思い切って弾正殿に連絡を。

やはり、このホテルで正解だったことに安堵。

と、後ろから声をかけられました。

そのお方は、明智日向守光秀様。

どうやら、まだ来てないの俺だけだったみたいで、俺が河村真就って事を確信しておられたようで。

間もなく、松永弾正様と(二度目の)ご対面。

こうして、ようやくホテルに辿り着いたのでした(汗


………………結局、当初の予定時刻より1時間も遅れての到着でした(汗


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